朝市手引き
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プレゼントというと思い出すことがあります。祖母はお茶の先生をしていて、私もお稽古してもらっていました。静かな時間が大好きでお菓子を頂けるのも嬉しかったです。そういうこともあり、お茶の道具も大好きで、興味がありました。あるとき北海道を旅行していたら、オンコの木で作った棗を売っているのを見つけました。北海道はオンコの木が有名だそうで、素朴な棗でした。その棗をみた途端、祖母の顔がパッと浮かんで、祖母へのお土産はこれしかないと思ってしまいました。ほとんどのお小遣いが消えてしまうお値段だったのですが、かなり悩んでやはり買うことしました。ちょうど敬老の日が近かったので、これをプレゼントしようと思い、手渡したのですが、ことのほか喜んでくれて、こちらが恐縮するほどの喜びようでした。やっぱりこれにしてよかったなと私もとても嬉しかったです。いつも大切にしてくれて、お稽古でも使ったりしていました。なんだか私も嬉しくてその日はいつもニコニコ。今は祖母も亡くなり、私の手元に帰ってきました。いつもその棗を見ると祖母を思い出すのです。